水虫は何故かゆい?~リポバス錠と抗真菌薬の関係~

水虫は白癬菌というカビの感染によって、引き起こされる皮膚病の1つです。
日本人の5人に1人は感染した経験があると言われている程、多くの方が悩んでいる皮膚病でもあります。
水虫になると様々な症状が現れるのですが、特に強い痒みが出やすいという特徴があります。
実際、白癬菌に感染した事のある方は「何故かゆい」と、感じた事があるのではないでしょうか。

何故かゆい症状が出るのかというと、人間の体が持つある機能に秘密が隠されているようです。
人間の体には外からウイルスや細菌などが侵入してきた際に、体から追い出そうという免疫機能が備わっています。
白癬菌が皮膚の奥にまで侵入すると、体は免疫機能を働かせ、白癬菌を追い出そうとするのです。
この免疫の働きの過程により、強いかゆみが現れると考えられています。
何故かゆいと思われる水虫ですが、人間の体の仕組みによる症状だったのです。

水虫の治療には外用薬が一般的ですが、症状が進行している場合や、爪など外用薬では有効成分が浸透しないという場合、内服薬による治療が行われます。

多くのクリニックで処方される内服薬ですが、服用するにあたって注意したい点もあります。
薬には飲み合わせが存在している場合がほとんどです。
飲み合わせの悪い薬同士を飲んでしまうと、効果が出なかったり、逆に効果が強くなり過ぎてしまい、体に大きなダメージを与えてしまいます。

水虫の内服薬として「イトラコナゾール」や「ミコナゾール」を処方される事が多いのですが、これらの薬は「リポバス錠」と飲み合わせてはいけません。
リポバス錠を飲んでいる時に、抗真菌作用のある内服薬を服用すると、薬の代謝が遅れてしまい「横紋筋融解症」という筋肉の副作用が出やすくなるのです。

ですので、リポバス錠を飲んでいる方が水虫の症状を感じて受診した場合、医師にリポバス錠を服用している事を、必ず伝えましょう。

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